顔のたるみを改善する方法

ヒアルロン酸とは?

ヒアルロン酸とは?

ヒアルロン酸はムコ多糖類の一種で、人間の体内に元々存在しています。
数あるムコ多糖類の中でもヒアルロン酸は特に保水力に優れていて、とてもたくさんの水を蓄えられます。

 

その保水力はヒアルロン酸自体の重量の約6000倍です。
例えば1gのヒアルロン酸は6?の水を保持できます。

 

人間の体は約60%が水分で構成されているので、ヒアルロン酸は生命維持に欠かせない存在です。

 

 

※ムコ多糖類


ムコは粘液質という意味を持っています。
多糖類は単体の糖の分子が2つ以上くっついた糖の事で、多くの場合は二桁以上の単糖が結合しています。
大きく分けるとコンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ヘパラン硫酸、デルマタン硫酸、ケラタン硫酸、ヘパリンの6種類があります。

 

 


ヒアルロン酸の働き

ヒアルロン酸は体内の細胞と細胞の間に多く存在していて、クッションの様な役割で細胞を守っています。
その働きは多岐に渡ります。

 

  • 肌の保湿性や粘弾性を維持する
  • セラミドなどの細胞間脂質と連携して肌の機能を維持する
  • シワやたるみを予防する
  • 関節や軟骨の機能を維持する
  • 老眼や眼精疲労を改善する
  • 体内の細胞を活性化し、色々な栄養素を運搬する
  • 卵巣の働きを助け、生理痛を緩和したり更年期障害を改善する

ヒアルロン酸の減少

ヒアルロン酸は年齢を重ねると共に減少して行きます。
赤ちゃんの時が最も多いので、肌がプルプルしているのです。

 

20代まではそれほど影響はありませんが、30代になると急激に減り始めます。
40代では赤ちゃんの頃の約半分、60代では約4分の1の量になります。

 

ヒアルロン酸が減少すると肌のみずみずしさが著しく低下したり、ハリも失われて乾燥肌、シミ、シワの原因になります。
肌以外にも体内の様々な器官が水分を調整できずに老化現象が始まり、関節痛や動脈硬化などの病気を引き起こします。

ヒアルロン酸とコラーゲン&エラスチンの関係

真皮はコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸(ムコ多糖類)で構成されています。
これら3つの関係性は深く、互いに影響し合っています。

 

例えばコラーゲンが不足すると、保水力のあるヒアルロン酸を摂取しても肌に留めにくい傾向があります。

 

逆にヒアルロン酸が減るとコラーゲンが変質してエラスチンも減少し、肌のハリや弾力性が失われてシワやたるみの原因になります。

 

それぞれ1つずつ補充するのではなく、バランス良く一緒に摂取すると効果的に肌を整えてくれます。

 

※コラーゲンとエラスチン
コラーゲンは繊維状のたんぱく質で、網の様に縦横に編まれています。
エラスチンはそこに絡みつく様に存在しているので、コラーゲンの形が変わるとエラスチンが絡みつけなくなって減少します。


ヒアルロン酸の効果を上げるには

コラーゲンとエラスチン以外にも、ビタミンCやビタミンB群と一緒に摂取するとヒアルロン酸の効果が十分に発揮されます。
特にビタミンB2はヒアルロン酸の保水力を高めてくれます。

 

他にオススメなのが同じムコ多糖類のコンドロイチンです。
ヒアルロン酸の保水力を高めるのに加え、その効果を長時間作用させる手助けをしてくれます。

ヒアルロン酸と美顔器

ヒアルロン酸もビタミンCやプラセンタと同様に、美顔器で肌に導入する事ができます。

 

ただ、ヒアルロン酸はビタミンCと違って分子が大きいです。
例えばビタミンCの分子を米粒とすると、ヒアルロン酸は卵ぐらいの違いがあります。

 

細胞の中に入れるのはとても無理なので、エステや美容クリニックにあるエレクトロポレーションという特殊な機械で導入します。
残念ながら家庭用のイオン導入美顔器ではできません。

 

自宅用のエレクトロポレーションの機械も販売されていますが、約10万円と高価です。
興味のある方はまずエステやクリニックで体験してみてから購入を検討するのが無難でしょう。

 

ただ、美容業界の進化は目覚ましいものがあります。
近い将来、ヒアルロン酸を導入できる家庭用イオン導入美顔器が開発されたり、現在の家庭用イオン導入美顔器で導入できる様に改良されたヒアルロン酸が登場する可能性もあります。

 

どちらが先か分かりませんが、いずれにせよ家庭でイオン導入美顔器を使ってヒアルロン酸をイオン導入できる日もそう遠くないかもしれません。
サプリメントやドリンクなど他の方法でヒアルロン酸を体内に取り入れつつ、家庭でイオン導入できる日を待ちましょう。

 

 

※エレクトロポレーション
肌に短く強い特殊な電気パルスを与えて上皮細胞に透過経路を作り、通常では皮下に浸透しない親水成分や高分子成分をイオン化せずに高分子のまま真皮まで導入する美容法。